五輪組織委が手荷物検査実験 フェイスシールドに「暑い」コロナ、熱中症対策課題に

 東京五輪組織委が行った手荷物検査の実証実験=東京ビッグサイト
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、都内で新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった本大会に向けて、手荷物検査などの実証実験を報道陣に公開した。19日から3日間に渡り、コロナ対策、手荷物検査の強度など44シナリオを検証。検温も非接触型検温器、サーモグラフィ、体に張るだけで体温が分かる検温シールの3パターンをテストし1時間に何人が入れるかなどを分析した。

 組織委の岩下剛警備局長は「必要なデータをとることができた」と、成果を強調。「手荷物がない場合は通常の2倍速く入っていただける。キャッチフレーズは“入場は手荷物少なくストレスフリー~大きな感動をお持ち帰りいただきますので、手荷物は最小限でお願いします”」と、手ぶら観戦を推奨した。

 一方で来夏に向けた課題も。警備として参加した丹野こずえさんは、「フェイスシールドをしていると、この気温でも目の前が曇ったり、暑く感じたりした。気温が高くなると、荷物に汗が落ちたり、熱中症の問題もある。対策が必要」と、指摘した。

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