白鵬「気分がいいね」御嶽海に22勝1敗 右膝回復順調実戦稽古再開「相撲勘、土俵勘」

御嶽海を組み止める白鵬(左)
御嶽海と組み合う白鵬(左)
御嶽海を押し出す白鵬(右)
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 大相撲秋場所を右膝手術で全休した横綱白鵬(35)=宮城野=が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で合同稽古に参加し、関脇御嶽海(出羽海)相手に実戦稽古を再開させた。23番取って22勝1敗と圧倒。「30番行きたかったな!」と、充実感をあふれさせた。

 7月場所前以来3カ月ぶり相撲を取る稽古。「ほんとに内容と言うより番数?相撲勘、土俵勘、押していく、離れていく、その土俵の中の円の動きと言うのかな?そういうのを意識したり、縦と横だけじゃなくね。もう少し行きたかったけどね。でも御嶽海も力は入ったしね」と語った。

 11月場所(11月8日初日、両国国技館)に向け膝の回復も順調。「いやぁ今日は気分がいいね。相撲を取れたというのがね」と満足げ。合同稽古は残り2日、新大関正代(時津風)との稽古も意欲的で「まあ明日か明後日でしょうね。でもあまり言うと、来なくなるかもしれない」と笑った。

 右膝の感触はまだまだ慎重。「まあその速さに付いていったり、対応もあったのかなと思う。まず今日の夜寝て、起きてからでしょうね。明日の朝、不安であり、大丈夫かなというのもあるし。まあ2週間前に久しぶりに稽古して腫れ上がりましたからね。その分、今日稽古できたというのがひとつ前に進んだと言うのがありますね」とキッパリ。

 この日は右足を使った攻めも試し収穫。「まああのへんが余裕もあるだろうけど、そういった足が出てるというのが、痛みが少しずつ消えていっているという証拠かもしれませんね」と話した。

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