ラグビーW杯組織委鶴田氏が「成功の舞台裏」出版 国際大会開催指南書 台風中止の経緯も
19年ラグビーW杯で組織委員会事務総長代理を務めた鶴田友晴氏が、著書「国際スポーツイベント 成功の舞台裏」をぴあ株式会社から出版した。
鶴田氏はラグビーW杯のほか、02年W杯サッカー日韓大会、07年大阪世界陸上など数多くのスポーツイベントを手掛けてきた。
同書はその実務経験に根ざした運営ノウハウの解説、指南書となっている。ラグビーW杯とサッカーW杯の比較、大会収益計画、組織委員会の構成や役割、開催都市の役割、チケッティング手法、マーケティング手法など、その成功の“舞台裏”を幅広く紹介している。
ラグビーW杯では甚大な被害をもたらした台風19号のため、大会史上初めて3試合が中止になった。別会場での開催など中止回避に尽力したこと、最終的に国際統括団体ワールドラグビーの決定により、中止という扱いになった経緯も臨場感たっぷりに記されている。