坂本花織が完全Vもタイムオーバーに「びっくり!」 近畿フィギュア選手権

女子フリーで華麗な演技をみせる坂本花織=大阪府立臨海スポーツセンター(代表撮影)
女子フリーで演技する坂本花織=大阪府立臨海スポーツセンター(代表撮影)
女子フリーで演技する坂本花織=大阪府立臨海スポーツセンター(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・近畿選手権」(4日、大阪府立臨海スポーツセンター)

 全日本選手権(12月23~27日、長野・ビッグハット)への出場がかかる西日本選手権(10月29日~11月1日、京都アクアリーナ)の予選を兼ねて行われた。女子フリーでは、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(20)=シスメックス=がフリー143・47点、合計218・35点で完全優勝した。

 演技を終えた坂本は、表示された演技時間を見て「ブハッ」と噴き出した。試合後のオンライン取材では「チラッと見えたのが4分11秒だったので。なんで(4分プラスマイナス10秒の規定を)オーバーしたんやろとびっくりしました」と説明。タイムオーバーの減点1はあったが、軽度の回転不足だった3回転サルコー以外はすべてのジャンプで加点を得た。例年はスロースターターだけに「初戦で140点とかは出たことなかったし、久しぶりに210点を超えられたのでうれしい気持ちでいっぱいです」と手応え十分のシーズン初戦となった。

 昨季に続き、フリー曲は「マトリックス」。個性的な振り付けで知られるブノワ・リショー氏が手がけた、映画のようなアクションの振り付けで、ジャンプ以外でも体力の消耗が激しいプログラムだ。昨季は中盤で失速する場面もあったが、この日は力強く滑りきった。

 「ステップまでが結構きつい。前半にジャンプが4つあってステップしてスピンまで体力を奪われてしまう。去年までは息が上がった状態で後半にもたないとかあった」。しかし、今季はブノワ氏によって「ステップの後、スピンの後で休憩できるように編集してもらって、だいぶ息を整える時間ができた。最後までもつようになりました」と坂本。オーバーした演技時間もてこ入れした上で、「去年より力強くなったねと思ってもらえたら」と完成度の高い演技を目指す。

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