大の虎党・朝阪神は4連敗で負け越し、自己最高位も…「甘くない」
「大相撲秋場所・9日目」(21日、両国国技館)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段15枚目の朝阪神(20)=高砂=が春光(宮城野)に送り出され、4連敗で負け越しが決まった。相手をよく見て突き押し攻勢も、土俵際、いなされて逆転負けした。
「負けた中でもきょうは自分の相撲が取れたけど負けたら意味がない。出直しです」とガックリ。自己最高位の今場所は一番相撲で会心星を挙げながら、乗れなかった。「甘くない。そう簡単には勝たせてもらえない」と、壁を痛感した。
目標の三段目へ向け、また来場所以降に仕切り直し。「もう今場所は上がれない。開き直って2番勝って、最低限で(番付降下を)抑えるように頑張ります」と切り替えた。
大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。前夜、阪神は中日に敗れた。「チャンスで全然、打てなかった」と、自身の負け同様、悔しがった。