東京五輪マラソン代表の前田3位、一山4位 全日本実業団陸上1万m優勝は鍋島

 女子1万メートル、力走する優勝した鍋島莉奈(右)。左は松田瑞生
女子1万メートル(タイムレース)で(右から)3位の前田穂南、4位の一山麻緒らと競り合う優勝した鍋島莉奈(左手前)
 女子1万メートルで優勝し、2位の松田瑞生(左)、3位の前田穂南(右)と笑顔を見せる鍋島莉奈=熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
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 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(18日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 女子1万メートルは、東京五輪女子マラソン代表の前田穂南(24)=天満屋=が32分8秒6で3位、同代表の一山麻緒(23)=ワコール=は32分20秒58で4位だった。優勝は鍋島莉奈(日本郵政グループ)で32分3秒40、2位は松田瑞生(ダイハツ)で32分6秒46だった。

 レースは序盤から一山、前田らを中心に先頭争いが繰り広げられた。一山が引っ張り、4000メートル付近では前田が先頭に立った。その後、一山がトップに躍り出て、前田に入れ替わる目まぐるしい展開。残り2周で一山が遅れ、先頭は3人に絞られ、残り1周で鍋島がスパートし、そのまま逃げ切った。

 前田は「自己ベストを目標にやってきたけど、ペースが思うように上がらなかった」と振り返り、一山は「記録というより順位争いで臨んだ大会。勝ちきれなかったのは力不足だと思う」と反省した。

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