東京五輪代表・川野将虎、3位にも「来年につながる」インカレ1万メートル競歩

 「陸上・日本学生対校選手権」(12日、デンカビッグスワンスタジアム)

 男子1万メートル競歩が行われ、東京五輪50キロ競歩の代表に内定している川野将虎(東洋大)は40分35秒20で3位だった。ラスト3周まで2位争いを繰り広げた川野はレース後、充実感を漂わせた。

 同種目には東洋大の同級生で東京五輪20キロ競歩の代表に内定している池田向希がいることもあり、「最低2番を目標にこの大会に向けてやってきた」。当初は池田とも真剣勝負をする予定だったが、1万メートルでは「動きが50キロと変わって自分らしくない歩きになってしまう。それだったら、しっかり2位狙いで来年の50キロにつながるようなレースをしよう」と先を見据えた作戦に変更した。

 目標の2位以内は逃したが「フォームで警告が一つもつかずに歩けて、来年の東京オリンピックにつながる」と収穫もあった。1年後の夏、4年間ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた盟友とともに、大舞台でメダル獲得を目指す。

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