大坂なおみ 差別抗議マスク着用で「よりエネルギー」

 「全米OPテニス」(7日、ニューヨーク)

 男子シングルス4回戦で第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)がフェリックス・オジェアリアシム(カナダ)に快勝し、2年ぶりに準々決勝に進出した。第3シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)も順当勝ち。女子シングルス4回戦では全豪オープン覇者で第2シードのソフィア・ケニン(米国)がエリーズ・メルテンス(ベルギー)に敗れる波乱があった。第3シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)やツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)らが勝ち、男女の8強が出そろった。

 女子シングルスで8強入りした大坂なおみ(22)=日清食品=のコーチを務めるウィム・フィセッテ氏が7日、オンライン会見に応じ、大坂が人種差別に抗議するために黒人被害者名の入ったマスクを着用していることに「彼女によりエネルギーを与えている」と理解を示した。

 大坂は決勝までの試合数に合わせ、7枚のマスクを用意。4回戦まで毎試合、異なる名前のマスク姿で現れている。同氏は「彼女はコートを離れれば模範的選手となり、試合になれば素晴らしい姿勢を見せる。ここまでその二つは非常にうまくいっており、誇りに思う」と称えた。

 大坂は8日夜(日本時間9日朝)の準々決勝で世界ランキング93位のシェルビー・ロジャース(米国)と戦う。全米の前哨戦で痛めた左太もも裏は問題ないようで、同氏は「少しけがを抱えているが、状態は仕上がっている」と自信を見せた。

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