朝乃山 序盤で対戦濃厚の照ノ富士戦「鍵になってくる」

基礎運動で体をほぐす朝乃山(日本相撲協会提供)
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 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 大関朝乃山(26)=高砂=が7日、都内の部屋で幕下以下力士と相撲を15番取って調整した。朝稽古後、電話取材に応じ、「あんまりダラダラ取らないようにはしていますし、一番一番しっかりと自分の形とか攻めを意識してやっている」と、力を決めた。

 前日、幕下以下力士に新型コロナウイルス感染が出た。「またコロナが出たのでコロナに気を付けないといけないし、しっかり体調管理をして、あとはいつも通り、稽古をして初日まで体を作っていきたい」と、残り1週間を切り、体調面に一層、気を使っていく。

 新大関の7月場所は12勝を挙げたが、優勝はならず。「悔しい思いをしたので、秋場所ではもっと自信を持って、気持ちで負けないで、7月場所の屈辱を晴らしたい」と気合。先場所優勝した照ノ富士(伊勢ケ浜)とは序盤での対戦が濃厚。「先場所は負けてますし。序盤戦が大事に、鍵になってくると思いますので、しっかり勝てるように」と語った。

 猛暑対策で助けとなっているのが地元から送ってもらう富山の水。「やっぱりのどごしがいいというか、きれいな水をしている」とやはり違う。部屋の若い衆にも勧め「おいしいと言ってくれるのでうれしい」と言う。地元からは1度に段ボール5箱と大量に届けられる水は「すぐに無くなる」と大人気だ。

 コロナ禍で大関昇進披露宴もできないまま。我慢が続く。「今は自分だけでなく他のアスリートも今までできてた行動ができないし、今は我慢するとき。プラスに考えたら、体作りもできる。トレーニングもできるし、しっかり休憩できる時間もあるのでいいとポジティブに考えています」とキッパリ。お酒も外出しないので飲むことがない。「酒を飲むなら富山の水を飲んでます」と笑わせた。

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