小関也朱篤 五輪延期は「喪失感あった」4キロ減で半年ぶりレース

 「競泳・東京都特別水泳大会」(29日、東京辰巳国際水泳場)

 男子100メートル平泳ぎが行われ、19年の世界選手権(光州)の同種目で4位だった小関也朱篤(28)=ミキハウス=は、1分1秒29だった。

 東京五輪延期後初のレースは、体重が4キロ落ちて挑んだものの、試合勘を取り戻せた。「約半年ぶりのレースでレース独特の雰囲気を久しぶりに味わわせてもらった」と振り返った。

 五輪延期は「正直に言うと、もちろんショックだったし、喪失感はあった」とかなり落ち込んだという。「4月(の五輪選考会を兼ねる日本選手権)が中止というのは頭の片隅に入れてた。でも五輪の延期は考えてなかった。それのショックは大きいです。さすがに4年に1度のサイクルは崩さないのかなと思ってた。あまりにもイレギュラーなので」と複雑な思いを明かした。

 30日には50メートル平泳ぎに出場する。「精いっぱい泳ぎたい」と力を込めた。

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