高橋礼華が引退会見 五輪延期も影響「あと1年気持ちと体もつかな…」

記者会見で引退を報告した高橋礼華=アフロスポーツ/日本ユニシス提供
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 バドミントン女子ダブルスで16年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華(30)、松友美佐紀(28)=ともに日本ユニシス=が19日、オンラインで記者会見を行った。高橋は「8月31日をもって競技生活を終える決意をしました」と現役引退を報告。松友は現役を続行し、今後は混合ダブルスを軸に活動する。

 2人は晴れやかな表情で会見に臨んだが、心境を語り出すと涙がこぼれた。

 高橋は「リオ五輪で金メダルを獲ったあと、この次どうしていこうかとモチベーションにすごく悩んだ。気持ちを新たに東京五輪に向けて頑張ったきたが、19年の代表レースが始まってから思ったような結果も出すことができなかった」と苦悩を告白。

 今年3月の全英オープン後、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期になったことも引退を決意する理由の1つになったといい、「あと1年自分の気持ちと体が持つのかなという気持ちもあって、素直な気持ちを松友選手やスタッフに伝えて、尊重してくれる形で今回の決断に至った」と明かした。

 宮城・聖ウルスラ学院英智高時代からペアを組み、「タカマツ」の愛称で親しまれてきた。

 8月19日は、4年前のリオデジャネイロ五輪で決勝を戦った日(当時の現地時間は18日)。激闘を制し、全種目を通じて日本勢初の金メダルを獲得した記念日に「タカマツ」としてピリオドを打った。高橋は「私に関わってくれた全ての人に感謝します」と語った。

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