照強、朝乃山を撃破!同部屋・照ノ富士を強力援護「単独首位に立たせてやろうと」

 「大相撲7月場所・14日目」(1日、両国国技館)

 同部屋の照ノ富士を強力援護だ。前頭7枚目の照強が新大関朝乃山を足取りで撃破。朝乃山を3敗に引きずり落とし、2敗に後退した照ノ富士の単独トップを守る“殊勲星”を挙げ、自身も勝ち越しを決めた。照ノ富士は千秋楽で3敗の関脇御嶽海に勝てば、5年2カ月ぶり2度目の優勝が決まる。

 狙い通りの立ち合いだった。照強は朝乃山の巨体をかわして右に動き、体を沈めて相手の左足を取った。そのまま持ち上げると、朝乃山は土俵に転がり落ちた。

 勝った瞬間、鼻息も荒くさがりを外した。「(足取りは)昨日の夜からずっと考えていた。付け人と相談したら、勝つとしたら一発勝負しかない。いけるんじゃないかということで信じていった」と、支度部屋に戻っても興奮冷めやらぬ様子で取組を振り返った。

 初の結びで自身最高位での勝ち越しを決めると同時に、同部屋の照ノ富士を強力に援護射撃する白星となった。照ノ富士は二番前で正代に敗れ、一時的に単独首位から陥落したが、この勝利で再び単独首位に返り咲いた。

 「(照ノ富士は)序二段まで落ちて幕内に戻ってきて部屋を盛り上げていただいている。援護射撃できればという気持ちがありましたし、もう一回単独首位に立たせてやろうという気持ちだった」。狙い通りの結果に舌の回転も滑らかだった。

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