照ノ富士、朝乃山が共倒れ…千秋楽は照ノ富士が勝てばV、負ければ3人で決定戦

 照強(左)に足取りで敗れた朝乃山
3枚

 「大相撲7月場所・14日目」(1日、両国国技館)

 元大関で、一時は序二段まで番付を下げながら今場所再入幕した東前頭17枚目の照ノ富士(伊勢ケ浜)が、関脇正代(時津風)に寄り切られ2敗に後退した。優勝決定は千秋楽に持ち越された。

 2敗の朝乃山(高砂)は結びで照強(伊勢ケ浜)に敗れ3敗目。照強は朝乃山の足をとる奇襲を見事に成功させ、勝ち越しを決めた。また、同じ伊勢ケ浜部屋の所属の照ノ富士を“援護射撃”した形となった。

 照ノ富士に勝った正代、琴恵光(佐渡ケ嶽)を退けた御嶽海(出羽海)はともに3敗。

 千秋楽の取組は2敗の照ノ富士が3敗の御嶽海と対戦する。3敗に後退した朝乃山は同じく3敗の正代と顔を合わせる。

 このため、照ノ富士が勝てば、その時点で優勝が決まる。負けた場合は、照ノ富士、御嶽海と朝乃山-正代の勝者による3人で優勝決定戦が行われる。

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