白鵬、朝乃山が9連勝、照ノ富士、正代が1敗で追走 かど番貴景勝は6勝目

碧山(右)をはたき込みで下した白鵬=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲7月場所・9日目」(27日、両国国技館)

 全勝の大関・朝乃山(高砂)は小結・隠岐の海(八角)と対戦。左の上手を引いたが、もろ差しになった隠岐の海の圧力の前に後退。土俵際で上手投げを放ちほぼ同時に倒れ込んだ。軍配は朝乃山に上がったが、物言いがつき、協議の結果「同体」という判定で、取り直しとなった。

 取り直しの一番は、上手をとった朝乃山が終始優勢に進め、最後は豪快な上手投げ。無傷の9連勝を飾った。

 横綱・白鵬(宮城野)は前頭4枚目の碧山(春日野)との一番。激しい突っ張りの応酬からいったんは下がったが、はたき込んで勝利。こちらも譲らず9連勝とした。

 かど番の大関・貴景勝(千賀浦)は前頭6枚目の炎鵬(宮城野)と対戦。終始突き放した貴景勝だが、土俵際で炎鵬のはたき込みにバランスを崩し、両者ほぼ同時に土俵を割った。軍配は貴景勝。もの言いがついたが、行司軍配通りとなった。貴景勝は6勝3敗。勝ち越しまであと2勝とした。

 1敗で追走していた3力士は、明暗が分かれた。

 前頭17枚目の照ノ富士(伊勢ケ浜)は同12枚目の佐田の海(境川)と対戦。立ち合いで左上手を引いて一気に寄り切る完勝。1敗を守り勝ち越しを決めた。

 関脇・御嶽海(出羽海)は前頭3枚目の霧馬山(陸奥)と対戦。両まわしを引かれる苦しい展開から寄り切られて連敗。2敗目を喫した。

 関脇・正代(時津風)は前頭4枚目の輝(高田川)と対戦。おっつけられてのど輪で体を起こされ、土俵際に追い詰められた。そこから逆襲に転じ、突き返して前進。最後は押し出した。8勝1敗として勝ち越した。

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