隆の勝 横綱戦は「緊張も楽しみも」先場所V争い 自己最高位で臨む7月場所
「大相撲7月場所」(19日初日、両国国技館)
自己最高位、東前頭2枚目の隆の勝(25)=千賀ノ浦=が14日、都内の部屋で十両貴源治と相撲を10番取るなど調整した。稽古後、電話での代表取材に応じ、初の上位総当たりが見込まれる7月場所へ「挑戦者の気持ちで、あまり深いこと考えず、一日一番という気持ちで思いっきり自分の相撲取り切ることだけ考えて頑張ります」と意気込んだ。
上位力士の映像も「ちょこちょこ見て」研究。「あまり見すぎるとよくないので、相手の相撲を頭に入れつつ、自分のベストな相撲が取れればいいのかなと思います」と言う。
横綱への挑戦も今から興奮。「緊張も楽しみでもありますし。自分の相撲がどこまで通用するのかというところです。楽しみでもあります」と語った。
新型コロナウイルスによる自粛期間では母から勧められ、瞑想(めいそう)を取り入れた。「集中力を高めるため。母親がやったらいいよと教えてくれたので。自分の呼吸をしっかりしてリラックスしてはいたりするのを続けて、やればいいよみたいなことを言われた」。
瞑想は夜、寝る前と昼寝前の1日2回。あぐらをかいた状態で20分程度行う。「変わってきたかなという感じがしますね。落ち着いて稽古でも相撲が取れているかなって思います。集中力と気持ちを抑えるじゃないですけど、平常心を保てるようになった」と効果を実感する。
自粛期間に食が進まず、5キロ体重が減ったが、何とか元に戻した。「食事しながら稽古もという感じで。ただ太るんじゃなくて、筋力的にもアップさせるみたいな」と体調面も問題ない。
先場所は優勝争いを演じ、敢闘賞も獲得した。4カ月ぶり開催の決まった7月場所は3月の春場所と違い、観客が入る。「緊張しますけど、3月場所無観客でしーんとした中でやっていたので、お客さんいることで頑張れるというか。先場所で気持ちの持ち方というか、気持ちの整え方は分かってきたので。お客さんいても大丈夫かなと思います。一日一番自分の相撲取り切ることだけを考えて。あまりお客さん意識しないで、土俵に集中するということだけを思ったら、けっこう気持ち的にも落ち着けたので。先場所と同じ感覚でできれば大丈夫かなという感じ。2桁勝てたので気持ち的にも自信がつきましたし、先場所みたいな相撲を取れば大丈夫かなと思います」と、自信がある。
開催へのガイドラインでは支度部屋でマスク着用し準備運動を行うことになった。「支度部屋でマスク着用は初めてのことなので、不安というか、どうしようという感じですけど。しょうがないのかなという気持ちではいます。けっこうきついですね。暑さもありながら息苦しかったら、大変な部分ではあるけど。やってみないと分からない。指示にしたがってやっています」と戸惑いがある。
場所前の稽古でマスクを着けテストをする考え。「感覚的に慣れてみたほうがいいかな。布で作った感じのマスクをしようかなと思っています」と話し、反物で作ったマスクも試してみるつもりだ。
7月場所へ向け気合は高まる。「本当に久しぶりの場所でもあるし、久しぶりにお客さん入れて場所ができるので、自分の相撲を一日一番、集中して取り切ることだけ考えて頑張っていきたいと思います」と誓った。



