ラグビー・福岡堅樹 医師になっても「代表引退を覆すことはない」
19年のラグビーW杯で史上初の8強入りに貢献した日本代表WTB福岡堅樹(27)=パナソニック=が14日、オンラインで会見し、7人制日本代表から引退し1年延期となった東京五輪出場を断念すると表明した。「後悔をしない人生を生きたい」と、公言してきた医師の道へ進むことを優先する。21年1月に開幕予定のトップリーグ(TL)には参戦する意欲を見せ、大学受験の時期や15人制を退く明確なタイミングは明言しなかった。
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-現在の勉強時間は。
「日々違うが、自粛期間で、より長い時間を勉強に充てられている」
-来年4月に大学に入学するとして、来季TLの開催期間が1~5月になったら。
「4月以降も(TLに)参加するかもしれないし、3月で終わるかもしれない。決まっていない」
-7人制日本代表の岩渕健輔HCから言葉はあったか。
「『人生を応援する』と言ってもらえた。この決断をする後押しになった」
-医学部生には医歯薬リーグがある。参加するか。
「ラグビーは好きだが、実際にやるかどうかは(大学に)入ってから決める。アドバイザーという形もある。明言はできない」
-医師になってから日本代表でプレーすることはあるか。
「15人制、7人制の日本代表引退を覆すことはない」
-1年後はどのような気持ちで東京五輪を迎えたいか。
「同じチームの一員として、メダル獲得へ全力で応援したい」
-指導者への思いはあるか。
「医学部に入ったら実際は難しい。ないともあるとも言えない」
-コロナ禍で医療従事者が奮闘している。
「医療は世の中が変わっていっても必要な存在。自分も必要とされる存在でありたい」