NFLブリーズ、膝つき抗議猛反対のトランプ大統領に反論「国旗の問題ではない」

 NFL屈指のQB、セインツのドリュー・ブリーズが5日(日本時間6日)、自身のインスタグラムを更新。人種差別への抗議として米国国旗に向かって膝をつく行動に対する自身の反対意見を謝罪したことに苦言を呈したドナルド・トランプ米大統領に「これは国旗の問題ではない」などと反論した。

 同選手は3日のインタビューで「国旗に敬意を欠く人間には絶対に賛同しない」と発言。しかし、人種差別への抗議行動に異議を唱えたとして、チームメートのチームメートのマルコム・ジェンキンスやNBAレイカーズのレブロン・ジェームズなどから批判が殺到したことで4日にSNSで「私のコメントで傷ついた方々に謝罪したい」、「今、この国が直面している問題において完全に的外れだった」などと反省の言葉をつづった。

 17年にNFLで49ers(当時)のコリン・キャパニックをはじめ、多くの選手が国歌斉唱時に国旗に向かって片膝をつく人種差別抗議行動を激しく非難したトランプ大統領は、ブリーズの謝罪を「最初の姿勢を変えるべきではなかった」と苦言。「抗議の手段はほかにもあるが、偉大な米国国旗に対してではない。絶対に膝をつくな!」と書き込んだ。

 ブリーズは「トランプ大統領へ」とのタイトルでインスタグラムに文面を投稿。「友人やチームメート、黒人社会の指導者との会話を通じてこれは米国国旗が問題ではないことに気付きました。決してそうではなかったのです。私たちの黒人社会が直面している真の問題に背を向けるために国旗を利用してはいけないのです」と訴え、「以前の私自身のコメントを後悔している」と改めて反省の言葉をつづった。

 170万人のフォロワーをもつブリーズの投稿に対して約20万人が高評価。8180万人のフォロワーをもつトランプ大統領の膝つき抗議反対ツイートには約22万人がいいねボタンを押した。

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