空手・染谷真有美が五輪内定白紙も「動揺ない」 僅差の森口に「お互い頑張ろう」

 全競技を通じて初めて東京五輪の出場内定が白紙となった空手女子組手61キロ級の染谷真有美(27)=テアトルアカデミー=が2日、電話取材に応じ、「こういうこともあると想定していた。動揺はしていない。戦って決めたい」と出直しを誓った。世界空手連盟(WKF)が3月に中止となった選考大会のやり直しを決定。これを受け、男子組手67キロ級の佐合尚人(高栄警備保障)とともに内定が見直しとなっている。

 染谷は帝京大の後輩にあたる森口彩美(AGP)と激しく代表を争ってきた。3月の選考大会が中止となったことで、一度は五輪切符を手にしたが「お互いに後悔しない形で、やり切った方がいいのでは」と心中は複雑だったという。だから、再選考が決まると森口へLINEでメッセージを送った。「お互いに頑張ろう」。これが素直な気持ちだった。

 森口との差は約600ポイントと僅差。再選考の大会は21年の年明け以降とみられる。「最後1大会。やってやろうという気持ちです」。本物の五輪切符をつかみ取る。

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