五輪組織委「適切な判断」 コロナデザイン取り下げに
東京五輪大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は21日、日本外国特派員協会が月刊誌の表紙に掲載した、東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインの取り下げを同日に表明したことについて「われわれが望んだことであり、適切な判断をいただいた」と述べた。
武藤氏によると、協会から撤回と謝罪のファクスがあった。「問題はこれで終わったと理解している」とした。同協会のホームページから当該の表紙は削除された。
問題となったのは、新型コロナを特集した4月号の表紙。組織委は、著作権侵害、コロナ禍で人々への配慮を欠くとし、取り下げを求めていた。