新型コロナウイルスの感染拡大で医療用の防護服が不足する中、スポーツ界から代用品として観戦用の雨具を医療機関に寄付する動きが相次いでいる。屋外観戦につきもののグッズが、意外な形で“貢献”。選手らは「数に限りはあるが、役立ててほしい」と話す。
サッカーJ1川崎フロンターレでは、選手会が「医療従事者に何かできないか」と動いた。マスクを確保すると、市民が入手できなくなる。他の医療物資は高額で手に入れにくい。議論の末、今できることをやろうという話になり、選手会で応援グッズのポンチョ2千着を買い上げ、医療機関に寄付することにした。同様の取り組みは他地域にも広がった。