ボクシング五輪代表に“神の左”元世界王者の山中慎介氏が講義

 日本ボクシング連盟は16日、東京五輪代表6選手と来年6月の五輪世界最終予選(場所未定)に臨む5選手を対象にしたオンライン講座で、プロの元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)が講義を行うことを発表した。「プレッシャーに打ち勝つ」というテーマで23日を担当する。

 ボクシングの強豪、京都広学館高(当時は南京都)でインターハイ優勝。専大でもアマ経験を積んだ山中氏は、「神の左」と呼ばれた強打によって日本歴代2位の12連続防衛を果たしている。

 また、30日には「体のつくり方」として、日体大准教授の岡田隆氏が講師を務める。スポーツトレーナー、ボディービルダーで「骨格筋評論家・バズーカ岡田」としてメディア出演も多い岡田氏は、2016年リオデジャネイロ五輪では柔道の日本代表に帯同した。

 ボクシングの東京五輪代表らは、新型コロナウイルスの影響で今春に予定されていた強化合宿、海外遠征などが白紙となり、それぞれの所属先で練習している。日本連盟はモチベーションの維持などを目的に4月からオンライン講座で選手をサポートしており、初回はロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで、WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が講師を務めた。村田氏は「どんな試合になろうとも、泥くさくても構わない。勝たなければだめだ」などと熱いメッセージを送っていた。

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