フィギュア規定変更、技術委員長が解説 ループの基礎点「選手の体による部分大きい」
国際スケート連盟(ISU)がフィギュアで4回転ジャンプのルッツとループの基礎点をフリップと同じ11・00点に変更した来季の規定に関し、ファビオ・ビアンケッティ技術委員長が14日、公式サイトで「統計的に見ると4回転ループがおそらく最も難しいと思われるが、選手の体による部分が大きいのでこれらを同じ基礎点にした」と理由を説明した。従来と比べルッツが0・50点下がり、ループが0・50点上がる。
3回転もルッツが5・90点からフリップと同じ5・30点になるが「シーズン中の調査で3回転のルッツとフリップは踏み切るまでの動きを含めた技術的な難度が同じだと分かった」と指摘した。
ジャンプで回転が4分の1足りない場合は回転不足とせず「q」と新たなマークを導入。基礎点を減らさず、出来栄え点でマイナス評価することになり「回りきったジャンプと回転不足の間に何かあった方が選手たちにとってよりフェアだと考えた」と語った。