五輪延期で“ポスト井上尚弥”にチャンス、堤駿斗に世界最終予選の可能性浮上

 日本ボクシング連盟は25日、東京五輪の1年程度の延期が決まったことを受け、選手、関係者のコメントを発表した。日本代表は20日までに開催国枠を含めて男子4、女子2選手が発表されている。五輪のメダル候補とされながら、アジア・オセアニア予選で初戦敗退し、開催国枠の選考からもれたフェザー級の堤駿斗(20)=東洋大=は「1年延期については一日も早い終息を期待しています。オリンピックの出場権を取れていない私にとって、世界最終予選が開催される可能性が出てきたことに大きな期待を持っています。ここから這い上がってオリンピック金メダル獲得をしたいと考えています」とコメントした。

 堤は習志野高で高校6冠。2年の時に世界ユース選手権で日本人として初優勝し、3年の全日本選手権では井上尚弥(現WBA・IBF世界バンタム級王者)以来の高校生王者となり“ポスト井上”と注目されてきた。

 しかし昨年6月の世界選手権代表選考会を体調不良で欠場。今月のアジア・オセアニア予選も敗れ、開催国代表選考でも、選考対象となる国際大会での実績から代表入りできなかった。その直前に五輪へのラストチャンスとなる5月の世界最終予選(パリ)が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になり、先の見えない状況になっていた。

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