大相撲春場所、体温37・5度が2日続けば休場…理事会で無観客開催の対応決定
「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)
日本相撲協会の理事会では6日、無観客開催における対応などを協議。場所中の検温で37・5度以上が2日続いた力士を休場させることなどを決めた。決定事項は以下のとおり。
◆力士は体温37・5度以上が2日続けば休場 当初37・5度以上の発熱があれば一発休場としていたが、休場者続出で場所が成り立たないことを考慮し、感染症学専門家の指導も受け緩和。連日、発熱が収まらない場合は病院で診察を受け、必要なら保健所で新型コロナウイルス感染の検査を受ける。協会員に1人でも感染者が出た時点で場所は打ち切り
◆原則会場入りは自家用車かタクシー 若い衆も極力、電車など公共交通機関の使用は控え、タクシーに乗り合いで移動
◆のぼりは上げない 興行開催を告げる寄せ太鼓、終わりを告げる跳ね太鼓もなし
◆協会員は一度館内に入ったら基本的に外出不可 差し入れや、付け人が関取を迎えに外に出たり、買い物に出るのも禁止
◆土俵周りに限り力士、審判、行司、呼び出しはマスクなし 力水を付けるのは形だけ。消毒液を土俵周りに置く。物言いや、幕内土俵入り、横綱土俵入りも通常通り
◆携帯電話の持ち込みOK 通常場所は支度部屋への持ち込みは厳禁だが、今場所は想定外の事態に早く連絡できるよう対応。電源を切ることを徹底
◆場所が途中打ち切りとなった場合の成績の扱いは未定 審判部が柔軟に対応し、次の番付を考える