朝乃山、出稽古で鶴竜に6戦全敗 大関とりへ「稽古していかないと」

三番稽古を行った鶴竜(左)と朝乃山
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 「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 大関とりに挑む関脇朝乃山(25)=高砂=が27日、大阪市内の時津風部屋に出稽古し、横綱鶴竜(34)=井筒=相手に6番取って全敗と振るわなかった。

 立ち合い、低く鋭く踏み込む横綱に後退させられ、速攻で何度も寄り切られた。持ち前の圧力をかけて右四つは封じられた。

 「きょうは自分の形になるなと思っても攻められなかった。悪いところがたくさん出た。直していきたい。立ち合いで押されると自分の形になれない。そこを徹底的に押されない形にならないと自分の形は作れない。攻める気持ちも大事だけど、我慢する相撲も必要。稽古していかないと」と敗戦から多くの課題を手に入れた。

 前2場所で21勝(11勝、10勝)を挙げており三役で3場所計33勝の大関昇進目安には今場所12勝で到達する。ただ本人は「今場所の目標は優勝。高い目標を持って常にやっていく。1回優勝しているから今がある。優勝してるからこそ『優勝』と言える。ここまで上ってこられた。12勝と数字は明確。高い目標を持って挑む」と、気合十分に話した。

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