全日本柔道連盟は27日、東京都文京区の講道館で強化委員会を開き、東京五輪代表選考を協議する。早期決定の第2段階で後続に大きな差をつけた2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストで男子73キロ級の大野将平、女子52キロ級の阿部詩ら計12人が選ばれることが決定的な情勢だ。
GSデュッセルドルフ大会を負傷で欠場した男子100キロ超級の原沢久喜らや、初戦敗退だった同81キロ級の永瀬貴規も海外勢との闘いぶりから選出が決定的。丸山城志郎と阿部一二三が激しく競り合う男子66キロ級を除き、昨年11月に女子78キロ超級代表を決めた素根輝を含めて顔ぶれは固まる見通しだ。