大相撲春場所、開催に向け準備も…尾車事業部長「今後の動向で日々変わってくる」

 「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 十両以上の関取で構成する力士会が25日、大阪市内で行われ、日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が出席し、感染拡大が続く新型コロナウイルスに関し注意喚起した。

 「不要な外出は控えて感染予防してくれと。万が一、力士が1人でもコロナにかかると全体のことになる。本場所を中止せざるをえなくなる。各自でしっかり感染予防に努めてくれ」と指示し、予防に関する資料も手渡した。握手、サインなども断るよう求めた。

 「今は粛々と開催に向けて準備をしていると力士には言った」。現時点では春場所開催の方針も伝えた。

 一方で初日まで2週間を切り、感染は連日、広がるばかり。スポーツなどイベントは中止、順延が相次ぎ、今後の情勢次第では春場所の通常開催は不透明になってくる。

 尾車部長は「無観客の開催になるのか、中止になるのか、通常開催なのか。今後の動向で日々変わってくる」と3つの選択肢を挙げ、今後、協会で話し合っていく考えだ。

 場所前には住吉大社での横綱奉納土俵入りや、土俵祭りなど行事もある。本場所の開催に関し、この日の夕方には協会幹部が緊急対策協議を行う予定。無観客開催や中止となれば払い戻し作業もある。「(春場所の)直前というわけにはいかない」と、開催の可否は早期に判断する。

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