大相撲にも新型コロナ影響 イベントや激励会など中止、稽古見学は外で

 「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 新型コロナウイルス感染が広がる影響が春場所の大相撲界にも及んでいる。佐渡ケ嶽部屋は場所前恒例の部屋の激励会が中止。幕内琴奨菊(佐渡ケ嶽)の激励会や施設慰問なども取りやめとなった。

 地方場所ではファンサービスで稽古見学が可能な部屋が多いが、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「一般の方は外で見ていただくしかない」と無念顔。サイン、握手なども自粛せざるを得ず「どんどん(感染が)広がっているし、接し方をどうしても考えてしまう」と肩を落とした。

 日本相撲協会は25日、幕内力士が場所前に行う恒例イベント「赤ちゃん抱っこ」をすでに中止にしている。29日には大阪・住吉神社での横綱奉納土俵入りなど、公式行事に関し、近日中に協会は協議する予定。

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