紀平梨花、勝負のSPで転倒 ロシア打倒へ気持ちは前向き「挑戦できたのは良かった」

 「フィギュアスケート・チャレンジカップ」(22日、ハーグ)

 22人による女子ショートプログラム(SP)で世界選手権代表の紀平梨花(17)=関大KFSC=はフリップ-トーループの2連続3回転ジャンプのトーループで転倒して74・27点だった。第2日の男子SPは同代表の宇野昌磨(トヨタ自動車)が91・71点を出して首位に立ち、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は75・54点で3位。

 昨季届かなかった世界選手権の表彰台を見据え、紀平が前哨戦のSPで勝負に出た。フリップ-トーループの2連続3回転ジャンプを基礎点が1・1倍になる演技後半に組み込む難度を上げた構成で臨んだが、トーループで転倒。「跳べると思っていたジャンプだったのですごく悔しい」と顔をしかめた。

 2連覇した今月上旬の四大陸選手権後に変更を決断。スイス合宿で入念に滑り込んだが、フリップの着氷で前のめりの体勢になり、トーループにつなげられなかった。

 世界を席巻するロシア三人娘打倒に向け「挑戦できたのは良かった」と気持ちは前向き。23日のフリーで大技の4回転サルコーに挑むかは当日の練習で最終判断するとし「世界選手権に自信を持って臨めるように今できる最大限の演技をしたい」と力を込めた。

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