卓球・杉田陽南が初V! 高校生以下で53年ぶり快挙「結果につながってうれしい」

 「デイリー後援・卓球・大阪国際招待選手権」(16日、エディオンアリーナ大阪)

 各部門の男女シングルス決勝が行われ、女子シングルスは杉田陽南(はるな、大阪・香ヶ丘リベルテ高)が永尾尭子(静岡・デンソー)を3-1で下し、初優勝を飾った。男子シングルスは宮本春樹(愛知工大)が篠塚大登(愛知・愛工大名電高)をフルセットの末、3-2で競り勝ち、初戴冠を果たした。

 17歳の女子高生が頂点を射止めた。杉田がシニア勢を蹴散らしての初優勝。高校生以下の優勝は2005年に13歳で制した劉詩文(中国)以来15年ぶり、日本人では1967年の村上静代以来53年ぶりの快挙となり、「1試合1試合しっかり戦ったことが結果につながってうれしい」と控えめにはにかんだ。

 体調は万全ではなかった。前日の女子ダブルスでも準決勝まで勝ち上がっており、連戦の疲労蓄積で「熱中症みたいになって頭が回らなかった」という。セット間に座るなどして対策。今大会11試合目となった決勝では「気負わず思い切っていった」と強烈なフォアハンドで押し切った。

 群馬県桐生市出身。中学から親元を離れ、伊藤美誠も通った大阪・昇陽中に入学した。大阪国際では17年にカデットの部で優勝。昨年から一般の部に参加したばかりだった。「自分が勝つことで周りの人が笑顔になれば」と語る大人びた高校2年生は、その言葉通り応援に駆け付けた両親を笑顔にした。

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