高安がトーナメント連覇「気持ち良く春場所にいける」大関復帰へ弾み

 「日本大相撲トーナメント」(9日、両国国技館)

 関脇高安(29)=田子ノ浦=が大会連覇を果たした。初戦から豊山(時津風)、徳勝龍(木瀬)、正代(時津風)と初場所で優勝争った実力者らを突破。準決勝でも阿武咲(阿武松)を一蹴した。決勝では妙義龍(境川)に攻め込まれながら、逆襲して押し出した。

 得意の左四つにこだわらず、右四つも試すなど、試行錯誤がはまった。「五番取ったけど本当に良かった。しっかり腰を落として右でも左でも(まわしを)引ければと思っていた。気持ち良く春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けていけます」と、うなずいた。

 かど番だった昨年九州場所で途中休場し大関から陥落。初場所で10勝を挙げれば返り咲きが可能だったが、6勝9敗と惨敗。来場所は23場所ぶり平幕への降下が濃厚になった。

 「下からのスタートだから。また一からという気持ち。大関に向かってまた勝負したい。大阪場所につながるようにまた稽古していきたい」と力を込めた。

 20代最後にタイトルを手にし、今月28日に30歳の誕生日を迎える。「ここからまたもう一つ意欲を持って一生懸命やって悔いのない相撲人生にしたい。10年、20年も取れるわけじゃない。もう1回鍛え直してもう1回力強いものを作っていきたい」と逆襲を誓った。

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