白鵬杯に元横綱稀勢の里&日馬富士 白鵬「2人を見て緊張する」

 大相撲の横綱白鵬(34)=宮城野=の冠大会、「白鵬杯」が2日、東京・両国国技館で開催された。記念の第10回大会に荒磯親方(元横綱稀勢の里)、元横綱日馬富士が招待され“3横綱”が豪華そろい踏み。中国チームは新型インフルのため来日できなかったが、過去最大13の国と地域から参加、約1100人の少年力士が出場した。

 大会本部席で“横綱トリオ”ががっちり握手。白鵬は「勝って当たり前の世界はきょう来た2人にしか分からない。久しぶりに2人を見て緊張する。3人でそろうのはなかなかない。かっこいい。だんだんスーツが似合ってきた」と笑った。

 荒磯親方も高校生による日本一決定戦「稀勢の里杯」を立ち上げる意向がある。白鵬は「強い子供を育てるのが理想。ここで一つ(荒磯親方に)アイデアが湧いてくれればうれしい。ぜひ強いチームを作って稀勢の里杯に参加したい」と、今後のタッグも約束した。

 10年前、大阪で始まった白鵬杯。第1回大会には幕内阿武咲(阿武松)が中学の団体戦で金メダルを獲得した。ロシア出身の幕下狼雅(二子山)もモンゴルチームで出場している。1000人を超える世界最大規模、小中学生による相撲大会。「ギネスブックに載せたい」と白鵬は語った。

 「世界一を目指して国技館に集まって、その中で1人でも2人でも大相撲に入ってくれば。(国技館は)自分たちが血のにじむ勝負をしている。同じ土俵で取るのは(子供たちも)本当にうれしいこと」と、うなずいた。

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