坂本花織がSP&フリー首位でV 4回転トーループ転倒も「想定内」

 「フィギュア・国体冬季大会」(1日、三沢アイスアリーナ)

 フィギュア成年女子はショートプログラム(SP)でトップに立った平昌冬季五輪代表の坂本花織(19)=兵庫・神戸学院大=がフリーも148・45点の1位となり、合計225・95点で優勝した。フリーの冒頭で4回転トーループに挑戦したが、転倒した。

 大技を繰り出した。坂本はフリーの冒頭で4回転トーループに挑戦。転倒して日本女子初の快挙はお預けとなったが、会場をざわめかせ「狙い通りの反応をしてもらえたかな」と、したり顔だった。

 今年から練習を始め「こけるのは想定内。ある意味、練習通りでリラックスしてできた」。その後は抜群の安定感でミスもなく、SPとの合計は220点超え。「久々にこの点数が見られたのでうれしかった」と喜んだ。

 女子で4回転を跳ぶシェルバコワらロシア勢の若手が台頭する中で、勝つために取り入れた高難度のジャンプ。トリプルアクセル(3回転半)よりも好感触といい「まだ降りられたことはないが、近いところまではいけている」と完成は近い。

 来週には四大陸選手権(ソウル)が控える。4回転トーループの再挑戦は未定だが「自分なりにできることを精いっぱいやって、表彰台に乗れるようにしたい」と意気込んだ。

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