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徳勝龍が涙の初優勝 幕尻Vは20年ぶり 急逝の恩師・伊東監督に捧げる賜杯

初優勝を決め、土俵上で涙ぐむ徳勝龍=両国国技館(撮影・出月俊成)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 幕内で番付が一番下の徳勝龍(木瀬)が結びの一番で大関貴景勝(千賀ノ浦)を破り、14勝1敗で初優勝を決めた。

 取組前に1差で追う正代(時津風)が勝利し、徳勝龍が負ければ優勝決定戦が行われる、という状況で結びの一番を迎えた。正面から大関に立ち向かい組み止める。終始、自分から攻める正攻法で、堂々と寄り切った。

 徳勝龍の番付は西前頭17枚目で、42人いる幕内力士では一番下のため“幕尻”と呼ばれる。この幕尻力士の優勝は2000年春場所の貴闘力以来、史上2度目。

 今場所中には、母校の近大で指導を受けた伊東勝人監督が急逝するという悲報に触れた。力士になるための基礎をつくってくれた恩人にささげる優勝となった。

 表彰式での館内インタビューでは、目頭を押さえ、声を震わせながら、「監督が、見てくれてたんじゃなくて、一緒に土俵にいて戦っていてくれたような、そんな気がします」と振り絞った。「ずっと、いい報告がしたいと思って、それだけで頑張れました。本当、弱気になるたんびに、監督の顔を思い浮かべました」と感謝した。

 09年初場所で初土俵を踏んだ。新入幕は13年名古屋場所。17年九州場所以降は、昨年の夏場所以外は十両での土俵が続いていた。今場所が4場所ぶりの幕内復帰だった。

 33歳5カ月の初優勝は3位の年長記録(年6場所制が定着した1958年以降)。奈良県出身の力士としては1922年の鶴ケ浜以来98年ぶりの優勝となった。

 徳勝龍は殊勲賞、敢闘賞も受賞した。

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