新関脇朝乃山「収穫、課題を肌で感じた」前日まで出稽古 荒磯親方に1勝16敗も

 「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)

 新関脇朝乃山(25)=高砂=が9日、都内の部屋で基礎運動など、相撲は取らず調整した。前日まで出稽古し、格上と番数を重ねてきた。「体中が痛い。疲労を取ってきちんと相撲が取れるように」と初日を見据えた。

 5日に荒磯親方(元横綱稀勢の里)と三番稽古し1勝16敗。その後も大関貴景勝(千賀ノ浦)、横綱鶴竜(陸奥)の胸を借りた。前日は元大関で十両に復帰した照ノ富士(伊勢ケ浜)とがっぷり右四つで組み合った。

 いずれも勝敗は分は悪かった。ただ「いろんなタイプとできた。負けてもいい。取ってるうちに課題、収穫を肌で感じる。それが大事」と、負けて得るものが大きかった。

 引退して1年の荒磯親方に対しては「めちゃくちゃ強かった」と苦笑い。「ここまで来たら馬力だけじゃダメ。頭を使わないと」と、緻密な相撲の重要さを教わった。

 照ノ富士には2日前には勝ったが、一夜明けたら対策を練られて全敗した。「勢いだけじゃダメ。たまには(頭を)使ってみろ」と助言も送られた。大関昇進の懸かる今年、初場所はまずは10勝がノルマ。そのために、大事なのは「頭」だ。

 「15日間勝てるわけじゃない。負ける時は来る。修正して自分の相撲が取りきれるかが勝負」と力を込めた。

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