新小結・大栄翔、稽古総見で白鵬からかち上げ、張り手…歯が立たず12戦全敗

 「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)

 初場所に向け6日、横綱審議委員会(横審)の稽古総見が行われ、新小結大栄翔(25)=追手風=が両横綱の胸を借り稽古した。

 まずは鶴竜(陸奥)から指名。立ち合いから押していったが、まわしを取られなすすべなし。3連敗を喫した。続いて白鵬(宮城野)の三番稽古(同じ相手と続けて取る)相手を務めた。

 先場所優勝した白鵬に唯一、勝ったのが大栄翔。“雪辱”の横綱は厳しい攻めだった。右を固めたかち上げを何度も食らった。張り手など、立ち合いのバリエーションに歯が立たず、12戦全敗で終わった。

 結局、横綱に一度も勝てなかった。「少しでも突っ張れるよう、少しでも押せるようにした。なかなかうまくいかなかった。何番か突っ張れる相撲はあった。初日まで日にちはあるのできょう学んだことを修正してやりたい。土俵で恩返しできるようにしっかりやりたい」と力を込めた。

 白鵬とは初日の対戦が予想される。「思い切って前に出るだけしか考えていない。1年のスタートなのでいい結果を出したい」と意気込んだ。

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