リーチはオープン戦欠場もサイン会 ファンの数は「15年の時の3倍」

 「ラグビートップリーグ・オープン戦、東芝38-19トヨタ自動車」(28日、東芝府中グラウンド)

 昨季11位の東芝が6トライを奪う猛攻で、昨季4位のトヨタ自動車を下した。SH小川高廣共同主将は「準備したことができて、こういう結果になった」と胸を張った。

 この日、オープン戦としては異例の3000人のファンが集結。12時の試合開始に対し、寒空の下、午前5時半から並んだファンもいたほどだった。

 フランカーのリーチ・マイケルは、この日はコンディション調整中のため欠場。試合後のファンサービスタイムでは、徳永共同主将と並んでサインに応じた。

 2人のコーナーにはグラウンドの縦いっぱいの、140メートルの長蛇の列ができる中、約1時間、笑顔で最後の1人までサインし続けた。「ファンの数は予想通り。15年の(W杯後)ときの3倍くらいですね」と涼しい顔で喜んだ。

 東芝のオープン戦はこの日で終了。リーチは実戦に出場しないまま1月12日の初戦サントリー戦(秩父宮)を迎える。

 この日の試合を「久しぶりに東芝らしい、いい試合。わくわくします」とチームの現状に手応えは十分。「バックローは層が厚い。まずはメンバーに選ばれないといけない。メンバー外からスタートする可能性もある」と危機感を持ちながら、アピールする。

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