日本相撲協会が２４日、初場所（来年１月１２日初日、両国国技館）の新番付を発表した。

　先場所４３度目優勝を果たした白鵬（宮城野）が東正位の横綱に就いた。西正位横綱の鶴竜（井筒）は２場所連続休場から再起を期す。

　大関豪栄道（境川）が秋場所以来、９度目の大関カド番。

　朝乃山（高砂）が今年初場所の貴景勝（千賀ノ浦）以来の新関脇に昇進した。高砂部屋からは０７年秋場所の朝赤龍以来。富山県からは１９８６年秋場所の琴ケ梅以来、戦後３人目。近大からは１６年秋場所の宝富士以来３人目。三段目付け出しでデビューした力士の新関脇は初めてとなる。

　高安（田子ノ浦）が大関を降下し、先場所の栃ノ心（春日野）以来、関脇に陥落。秋場所の貴景勝から昭和以降初となる３場所連続で大関降下力士が出た。

　阿炎（錣山）の４場所連続での小結は０６年名古屋場所～０７年初場所の稀勢の里以来。

　大栄翔が追手風部屋からは昨年夏場所の遠藤以来となる新小結に昇進した。埼玉県からは名古屋場所の阿炎以来、戦後５人目。

　霧馬山が陸奥部屋からは０８年夏場所の白馬以来の新入幕。モンゴル出身では春場所の大翔鵬以来、２６人目。外国出身は４９人目。

　再入幕はベテラン４人。東龍（玉ノ井）が２場所ぶり、勢（伊勢ノ海）が５場所ぶり、栃煌山（春日野）が２場所ぶり、魁聖（友綱）が３場所ぶり、徳勝龍（木瀬）が４場所ぶりの幕内復帰。

　元大関照ノ富士（伊勢ケ浜）が一時は序二段まで降下したが、１０場所ぶり関取返り咲き。元小結千代鳳（九重）も再十両。三役経験者が三段目以下に陥落後に十両復帰は昨年秋場所の常幸龍以来となる。魁（芝田山）の３０場所ぶりの十両復帰は史上４位のスロー復帰となる。