柔道女子63キロ級・鍋倉那美が優勝!女王アグベニェヌ撃破「人生を懸けて闘った」

 「柔道・ワールドマスターズ大会」(13日、青島)

 男女計4階級が行われ、女子63キロ級は鍋倉那美(22)=三井住友海上=が決勝で世界選手権3連覇のクラリス・アグベニェヌ(フランス)を延長戦の末に破って優勝した。世界選手権2年連続2位の田代未来(コマツ)は3位。女子70キロ級で昨年まで2年連続世界一の新井千鶴(三井住友海上)も3位だった。男子で73キロ級は元世界王者の橋本壮市(28)が制し、66キロ級で五輪2大会銅メダルの海老沼匡(29)=ともにパーク24=は3位。マスターズ大会は五輪、世界選手権に次ぐ格付け。原則として世界ランキング36位以内が出場する。

 女子63キロ級の鍋倉は絶対的な強さを誇るアグベニェヌから殊勲の勝利を挙げた。延長にもつれた決勝は8分を超える熱戦。続けざまの一本背負い投げで押し込み、執念で技ありを奪う。東京五輪代表争いで厳しい立場に甘んじていただけに「人生を懸けて闘った」と胸を張った。準決勝では田代に鮮やかな内股透かしで一本勝ち。代表レースに生き残ると同時に、その差を縮めるアピールに成功した。「今後の大会も勝ち続けて、食らいついていく」と決意を込めた。

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