日本勢4人目の快挙“羽生2世”佐藤駿が逆転優勝 4回転3度成功で世界最高得点

 「フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル」(7日、トリノ)

 同時開催のジュニアを初出場の佐藤駿(15)=埼玉栄高=が制した。ショートプログラム(SP)3位からフリー177・86点をマークし合計255・11点で逆転優勝。フリーと合計得点はジュニア世界最高。シニアでも4位相当の高得点だった。同種目で日本勢の優勝は小塚崇彦、羽生結弦、宇野昌磨に続く4人目の快挙となった。

 ジャンプを跳ぶうちにどんどん自信が湧いてきた。佐藤はルッツ、トーループ計3度の4回転を成功し、ジュニア世界最高得点で逆転優勝。「正直ビックリしてます」と照れくさそうに笑い、「この舞台でノーミスできてうれしい。自分らしく落ち着いた演技ができた」と語った。

 仙台市出身。荒川静香さん、羽生らが巣立った「アイスリンク仙台」で佐藤も汗を流していた。震災の際には、半年間父の実家がある埼玉県に避難し、スケートを続けた。「憧れは羽生選手」。演技前、動画で見た羽生がフリーで4回転ルッツを決める姿に「お~!」と感嘆し「よし、俺も行くぞ」。熱演から力をもらい、先輩に続いて大技を決めた。

 表彰式では羽生から「おめでとう。身長、大きくなったね。ペンダントつけてくれてるんだね」と声をかけられたという。ペンダントとは、佐藤が幼稚園の時に羽生からもらった宝物。今大会も身につけて試合に臨んだ。

 「将来の目標は五輪で優勝すること」と佐藤。羽生、宇野、チェンらが制してきた“登竜門”で頂点に立ち、トップ選手への階段を一歩、しっかりと上った。

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