【一問一答】フリーへ前を向く羽生「これから、この1分1秒をどうやって過ごすか」

会見中に疲れた表情を見せる羽生結弦。後方右はネーサン・チェン
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(5日、トリノ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、3年ぶり5度目の優勝を目指す羽生結弦(24)=ANA=は、4回転-3回転の連続トーループが単発になるミスがあり、97・43点で2位発進した。首位はほぼ完璧な演技を披露し今季SP世界最高点をマークしたネーサン・チェン(米国)で、110・38点。12・95点差を追う形となった。羽生の主な一問一答は以下。

  ◇  ◇

 -(4回転)トーループはどういう感じだったのか。

 「悪くはなかったと思うんですけどね、力は入り過ぎたかなと思っています。ミスの仕方としては、まああまりないパターンでしたし…。意地でも降りようと思っていたんですけど、ま、しょうがないです、はい」

 -チェンの得点は頭には。

 「入ってました」

 -意識は。

 「もちろん意識はありましたし、ちゃんとやれば超えられる可能性はあるって思ってたんで。ちゃんとやろうっていうか、まあ、きれいな演技すればいいやって、割と開き直れていたんですけどね。それが原因ではないと思っています」

 -(4回転-3回転の)コンビネーションに入る前はどんなことが頭をよぎったか。

 「特に何もないです。ほんとに、いつも通りの演技をしてました」

 -悔しい思い。

 「別に…。悔しいはすごいあるんですけど、悔しいって言っててもしょうがないので。とにかく、あさってに向けて、これから、この1分1秒をどうやって過ごすかというのを、また、いろいろ計算しながら、計画立てながら、抜くところは抜いて、入れるところは入れてってことをしっかりやっていかないといけないなって思います」

 -この点差を受けて、フリーで4回転ルッツは。

 「それは、あとは調子次第です」

 -キスクラでも1人だった。コーチ不在の状況は難しかったか。

 「特に難しいなという風には思ってなかったんですけど。ただやっぱり今日のミスについては自分のせいだな、自分の実力のなさだなと思いました。コーチは選手1人につき1つしかコーチのIDが取れなくて。それでブライアンは先週、試合で忙しかったので来れなくて。ジスランに頼んでいました。ただジスランがトラブルがあって、自分たちと一緒に来ることが難しくなってしまって。ちょっと今、遅れているんですけど、一緒に戦ってくれているので、感謝したいです」

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