驚がく!米大学アメフト部が元NFL監督と合意 8年約35億円の大型契約と現地報道

 米国のラトガース大学は3日(日本時間4日)、アメフト部の新監督として元NFL監督のグレッグ・シアノ氏(53)と合意し、同大学の理事会で承認されたと発表した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、8年3200万ドル(約34億8000万円)の大型契約で選手視察のためのプライベートジェット機使用などの“付帯条件”が盛り込まれているという。

 シアノ氏はバックネル大でラインバッカーとして活躍したが、NFLチームからドラフトされることなく、卒業後は指導者の道へ。高校のアシスタントコーチやペンシルバニア州立大のコーチを経験し、96~98年にNFLベアーズのアシスタントコーチを務めた。

 99年に再び、大学に戻ってマイアミ大のディフェンシブコーディネーターとなり、01年にはラトガース大の監督に就任した。同大では11年まで指揮を執り、戦績は67勝66敗。低迷していたチームを全米上位にランクされる強豪校に作り替えた。

 その手腕を買われ、12年にNFLバッカニアーズの監督として招へい。わずか2年で解任されたが、その後もオハイオ州立大のコーチに就くなど、高い評価を得てきた。

 今回は超大型契約で8年ぶりに“古巣”復帰を果たすシアノ氏。契約書のコピーを入手したというESPNによると、同氏は大学側に練習施設の改善を求めたほか、有望選手のリクルート活動などのためにプライベートジェットの使用を認められているという。

 NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のビッグ・テン・カンファレンスに所属するラトガース大は新監督としてカンパニーロ氏を迎えたが、開幕1勝7敗の結果を受けて電撃解任。再び、シアノ氏にチーム再建を託すことになった。ただし、1年平均400万ドル(約4億3400万円)の大型契約は全額を保証されておらず、契約期間中に解任になった場合は総額の77%、最大で2460万ドル(約28億3000万円)が支払われるという。

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