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紀平梨花 2位発進!フリーで逆転4回転だ またロシア新星…世界最高塗り替えられた

 「フィギュアスケート・NHK杯」(22日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年女王の紀平梨花(17)=関大KFSC=が79・89点で2位発進した。首位は85・04点をマークしたアリョーナ・コストルナヤ(16)=ロシア。完璧な演技で紀平の持つ世界最高を1・07点更新した。男子ショートプログラム(SP)は、ソチ、平昌五輪王者の羽生結弦(24)=ANA=が109・34点で首位発進した。10月のGP第2戦、スケートカナダで出した今季の世界最高得点109・60点にはわずかに届かなかった。

 目の前で、自身が持つSP世界最高(83・97点)をコストルナヤが85・04点で上回った。5・15点差で追う2位発進。中盤の3回転ループの着氷が乱れて出来栄えが0・21点引かれた以外はすべて加点がつく演技だった。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は「自分の中で100点に近い」と言うできだったが、気鋭の16歳には届かなかった。

 今季、女子に吹き荒れる4回転旋風。その中心のロシア勢の中で4回転を持たず、3回転半を武器にするのがコストルナヤだ。だからこそ、悔しさより可能性を感じた。

 今季は試練のシーズンとなっている。9月の初戦前に左足首からふくらはぎへのじん帯と腱を痛め、自身初となる足の故障を抱えたままで世界を転戦してきた。回復がままならない中、今大会に向け13、14日には大阪から東京の国立スポーツ科学センター(JISS)へ出向き、酸素カプセルにも入るなど手を尽くしてきた。

 高得点を稼ぐルッツは踏み切りで痛みを感じて封印しているが、回復の兆しはある。また、21日の公式練習では4回転サルコーを着氷した。「自分はまだまだ伸びしろがある。(シーズン)後半で私も世界最高に近づけるように頑張りたい」と記録“奪還”へ闘志も芽生えている。

 フリーでの一発逆転には4回転が切り札になる。連覇がかかるGPファイナルへの自力進出は表彰台が条件だが、下位との点差もあり挑戦する可能性は十分。「明日の練習で、他のジャンプの調子も見て決めたい」と言う紀平は「一番は(22年)北京五輪の夢。そのために何が足りないのかを考えている」とも。いずれ宿敵となる相手に、ここで大技を見せつけられるか。

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