柔道・丸山、先輩金メダリスト・大野からの金言に発奮 優勝すれば東京五輪代表可能性も

 柔道の国際大会、グランドスラム(GS)大阪(22~24日、丸善インテックアリーナ大阪)に出場する男子66キロ級の世界選手権王者・丸山城志郎(26)=ミキハウス、17年と18年の世界王者・阿部一二三(21)=日体大=が20日、試合会場で調整練習を行った。

 今夏の世界選手権を制した丸山は、今大会で優勝すれば東京五輪の代表に決まる可能性がある。阿部には直接対決で3連勝中。今回も対戦する可能性はあり、ライバル対決の実現も注目されるが「それはまったく頭の中に入っていない。ただ、自分の道をしっかり通っていく。それだけ」と、決意を表明した。

 また、天理大の先輩にあたる、16年リオデジャネイロ五輪73キロ級金メダリストで世界選手権同級覇者の大野将平(旭化成)が左手人さし指の負傷でGS大阪を欠場。今大会に向けて「先輩としてだと思うけど『しっかり勝ちきろよ』。そういう言葉をもらった」と明かした。

 一方、阿部は丸山と対戦するときのポイントについて「ずっとやっているので、気持ちと気持ちのぶつかり合いかなと思う」と分析。3連覇を目指した世界選手権では準決勝で丸山に敗れ、3位決定戦を制しての銅メダルだったこともあり「自分が東京五輪出場を手にして、東京五輪で優勝するまでは、その悔しさは晴れないと思う、何が何でも東京五輪に出場して、金メダルを勝ち取りたい」と言い切った。

 世界選手権を制した丸山は、GS大阪も優勝し、強化委員会の3分の2の賛成を得られれば東京五輪代表に決定する。それ以降は12月のワールドマスターズ、来年2月のGSパリ、GSデュッセルドルフで決まる可能性もあり、4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)が最終選考会となる。

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