日大アメフット・宮川17日公式戦復帰へ 反則タックル不起訴を受け「改めておわび」
日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、東京地検立川支部は15日、傷害容疑で告訴されていた内田正人前監督(64)と井上奨元コーチ(30)について、反則行為のタックルをしたDL宮川泰介(4年)とのやりとりなどから「宮川選手の共犯と認めるには疑いが残る」として嫌疑不十分で不起訴とした。傷害容疑で書類送検された宮川も「被害者側と示談が成立している」として不起訴(起訴猶予)とした。
宮川は昨年5月6日に都内で行われた関学大との定期戦で、無防備な状態だった関学大QBに背後からタックルしけがを負わせた。
不起訴を受けて内田前監督は「厳正中立な立場で事実解明に尽力いただいた警察、検察庁に敬意を表したい」とのコメントを出した。宮川は「けがをさせてしまった選手とそのご家族に、改めておわび申し上げます。今回の経過と処分を重く受け止め、今後の糧とします」とした。
今秋、公式戦に復帰している日大アメフト部は地検の処分が出るまで宮川の起用を控えていたが、橋詰功監督は不起訴を受けて、17日の関東大学リーグ、横浜国立大戦に出場登録すると明言した。