体操男子の東京五輪選考基準発表も「最高難度」NHKピンチ?放送枠に収まらない!?

 日本体操協会は15日、都内で常務理事会を開催し、20年東京五輪の男子代表選考基準をまとめ、協会関係者が「過去最高難度。K難度」と話す詳細な選考要項を発表した。

 連覇の期待が懸かる団体メンバーの4人は来年5月末のNHK杯(高崎アリーナ)で決定することになった。例年1日のみの開催だったNHK杯を2日間(金曜、日曜)で行うこととなり、全日本の予選、決勝、NHK杯の2日間の計4試合の合計得点で上位2人(春のW杯の成績で内定者が出た場合は1人)を選出する。

 残り2人は団体でこの2人と組み合わせた時に得点が最大になることを基準に選ぶ。1人(A)はNHK杯までの個人総合5位以内、もう1人(B)は原則10位以内から選出。4試合のうちのベスト3試合の得点で、チーム貢献点を算出する。ただ、Bに関してはチーム貢献度が著しく高い場合は、11位以下でも選考に加える可能性がある。

 また、全日本、NHK杯とも2日間のうち、1日でも難易度を示すDスコアの合計で35・5点以上をマークした場合は総得点に0・5点加点することを決定。これにより全日本、NHK杯で最大1・0点の加点を得ることができる。そのほか35・1、35・2点の場合は0・1点加点、35・3、35・4点の場合は0・3点の加点がつくなど、複雑な得点計算が必要となるため、協会関係者は「残り2人については放送枠内で発表できないかもしれない」と、頭をかいた。

 この他、種目別枠の選考方法も発表され、説明には1時間以上を要した。

 内村航平や白井健三ら人気選手を抱え、注目を集める体操男子。団体は16年リオデジャネイロ五輪まで5人で実施されていたが、東京五輪では4人となるため、よりし烈な代表争いが繰り広げられることになる。

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