また転倒…宇野涙の8位「僕の弱さと一緒になってくれるコーチがいた方が」

 「フィギュアスケート・フランス杯」(2日、グルノーブル)

 男子ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=はフリーもジャンプの転倒が相次いで136・79点の9位と振るわず、合計215・84点の8位。ファイナルを含むシニアGP13戦目で初めて表彰台を逃した。世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米国)が第1戦のスケートアメリカに続いてGP2連勝を果たし、シリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5~7日・トリノ)進出を決めた。1日に行われた女子SPで樋口新葉(明大)が5位、坂本花織(シスメックス)は6位と出遅れた。

 選手が得点を待つ場所は「キス・アンド・クライ」と呼ばれる。苦楽を共にしてきたコーチと悲喜を分かち合う演技後の空間。宇野は寂しそうに一人で座り、ほほをぬらした。「(後押しした)歓声がなかったら泣くことはなかった。言葉では表現できない涙が出てきた」。コーチ不在で臨むシーズンのGP初戦は、最後まで苦しかった。

 4位と出遅れたSPから気持ちを奮い立たせたが、練習で立て直せなかった調子は最後まで狂ったままだった。今季初めて組み込んだ4回転のサルコーは回転不足で着氷が乱れ、フリップでも氷に手をついた。得意なはずのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転軸が傾いて転倒が続き「どれだけミスをしても最後まで諦めずにいけた」ともがき、肩で息をしながら滑り終えた。

 5歳から師事した山田、樋口両コーチの下を離れて再出発を期したが、新コーチが見つからずに異例の体制でシーズンに入った影響は大きい。「僕の弱さと一緒になってくれるコーチがいた方がいいのかなと思う」。オフに指導を受けた元世界王者のランビエル氏の母国スイスに移動し、第5戦のロシア杯に備える。

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