貴景勝 左胸に不安で相撲の稽古を回避 師匠「朝起きたら違和感、痛みもあるみたい」

一門の連合稽古で高安(右)と並び関取の申し合いを見る貴景勝
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 左大胸筋肉離れの重傷から再起を期す大関貴景勝(23)=千賀ノ浦=が2日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋で二所ノ関一門の連合稽古に参加し、相撲を取る稽古を回避した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「(この日の)朝起きたら(左胸に)違和感があった。違和感があって無理させることもない。痛みもあるみたい」と説明した。

 貴景勝は前日の連合稽古で40日ぶりに関取衆との稽古を再開。幕内隆の勝(千賀ノ浦)、輝(高田川)、阿武咲(阿武松)相手に計8勝2敗だった。

 「負荷が違うから最初はどうかと思った。体はしっかり動いてくれたので良かった。左胸に痛みはない」と、上々の手応えを口にしていたが、初日まで1週間、一転、出場へ向けた調整に不安が出てきた。

 先場所は12勝を挙げて1場所で大関に返り咲いた。一方で千秋楽、関脇御嶽海(出羽海)との優勝決定戦で左胸に重傷を負った。負傷後1週間は患部の周囲が紫色の内出血で覆われるなど痛々しかったがスピード回復。16日に秋巡業に途中合流し、基礎運動で下半身をじっくり作った。

 3日は部屋で稽古をする予定。千賀ノ浦親方は「違和感がなかったらあしたは(稽古を)やるでしょう」と、話した。

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