バドミントン・奥原希望が自身初世界ランク1位 「うれしい」中に「物足りなさ」も

 バドミントン女子シングルスの奥原希望(24)=太陽ホールディングス=は29日、欧州遠征を終え成田空港に帰国した。同日に自身初の世界ランク1位に浮上し「目標の一つでもあったのでうれしい」と喜んだ。

 デンマーク・オープンでは準優勝。続くフランス・オープンを2回戦で敗退したものの、世界ランク上位の選手が結果を残せなかったため、1位に浮上した。

 自身初の快挙だが素直に喜ぶことはできない。19年は世界大会で一度も優勝できておらず「タイトルを取れてない中での1位。喜びきれないし物足りなさを感じる」と複雑な心境を語った。

 遠征前は台風19号の影響で、飛行機が欠航するトラブルも。甚大な被害を受けた長野県出身で「地元での被害がすごく大きくて。友達からも『実家大丈夫?』っていう心配の声も多かった。まだまだ復興に時間がかかると思いますけど、バドミントンを一生懸命やりながら、地元にいいニュースを届けられるように頑張りたい」と力強く語った。

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