「ＮＢＡ、マーベリックス－ウィザーズ」（２３日、ダラス）

　米プロバスケットボールＮＢＡは２２日（日本時間２３日）に開幕した。ウィザーズのドラフト１巡目新人の八村塁（２１）は２３日（同２４日）、敵地でのマーベリックスとの今季開幕戦でデビューを果たす。２２日、ワシントンでの練習後にはブルックス監督が日本人初の先発出場を明言し、八村は「やっとという気持ち。すごく楽しみ」と話した。

　八村が夢の大舞台を前に胸を高鳴らせた。「やっとという気持ちの一言。すごく楽しみにしている」。開幕戦を前に、素直な気持ちを口にした。

　前日練習は後半のみ公開され、八村は磨きをかけている３点シュートを打ち込んだ。オープン戦では出場４試合全てに先発。開幕戦先発の座も勝ち取った。「練習や試合の中で、オフェンスでもディフェンスでもリバウンドでも、チームを助けられるいいところを見せられたのが要因だと思う」と語り、「これからも続けていきたい」。自信と好感触を得て、公式戦に臨む。

　マーベリックスは西カンファレンスでプレーオフ進出を狙う強豪。昨季限りでドイツ出身のノビツキーが引退し、チームの中核は次世代スターが担う。２０歳のドンチッチは昨季新人王に輝いた実力者で、２４歳のポルジンギスは身長２２１センチで３点シュートも得意とする脅威の存在だ。

　いよいよ八村がＮＢＡ選手としての第一歩を踏み出す。「大変なこともあると思うけど、バスケに集中した環境でできることを楽しく思ってやりたい」と気負いはなかった。